夏の現場で気を付けるべき労働災害

 暑い夏の労働災害と言えば、みんなすぐ熱中症を思い浮かべますよね。

でも、実は夏に増えるのが**「感電事故」**なんです。意外ですよね?

なぜ夏に感電事故が増えるのか、その理由を知れば防ぐこともできるはず。

ここでは、主な原因と対策をまとめてみました。参考にして頂ければと思います。

感電事故の主な原因

1.保護具着用の軽視

 暑さのために作業員が絶縁保護具や防護具の着用を怠る傾向があります。これは直接的に感電リスクを高める要因となります。

2.軽装による皮膚露出

 夏場は、ついつい腕まくりをして作業を行なってしまう事が多いです。露出した皮膚は電気を通しやすく、感電の危険性が高まります。

3.発汗による皮膚の絶縁性低下

 暑さで汗をかくと、皮膚の絶縁抵抗が大幅に減少します。これにより、人体に電流が流れやすくなり、感電のリスクが増大します。

4.暑さによる注意力低下

 高温環境下での作業は、疲労や集中力の低下を引き起こします。その結果、安全確認や手順の遵守が疎かになり、事故につながる可能性が高まります。

5.湿気による漏電リスク

 夏場は湿度が高くなりやすく、これが電気機器の漏電を引き起こす原因となります。特に屋外や湿気の多い場所での作業では注意が必要です。

    感電事故防止のための対策

    対策として

    • 絶縁保護具の着用、周辺機器の絶縁養生
    • 可能であればブレーカをオフにして無電圧での作業
    • こまめな休憩、空調服を利用して発汗を抑える

    上記が考えられます。それ以外に屋外での作業時には

    急な天候変化による落雷や雨にも注意が必要です。

    屋外で発電機を使用中、雨に濡れて感電という事例もあります。

    まだまだ暑い日が続きますが

    不安全行動を無くし、無事に夏を乗り切りましょう。

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